初代iPad(iPad 1,1 / iOS 5.1.1)をLinux上の「Legacy iOS Kit」を使ってダウングレード・再構築し、Cydiaの初期設定やブラウザ・レトロゲーム環境を構築する手順をまとめました。
初代iPad(iPad 1,1)のダウングレードやリストアには、ツール群がまとめられたLegacy iOS Kitを利用します。
ターミナルから restore.sh を実行し、デバイス情報を認識させます。アクティベーションに関する警告が表示されますが、既存のライセンス情報を保持・復元する機能(Activation Records stitching)を有効にして進めます。メインメニューが表示されたら Restore/Downgrade を選択し、ファームウェアの書き込みを行います。
処理が始まると、iPadの画面にAppleロゴと進捗バーが表示されます。リストア完了までそのまま待機します。
復元完了後、iOS 5.1.1環境へ脱獄ツール(g1lbertJB)を配置・実行します。ホーム画面にアイコンが表示され、脱獄環境の準備が整います。
脱獄完了後、Cydia を起動すると「Refreshing Data」が始まりパッケージ情報が更新されます。
レガシーOSではSSL/TLS認証の違いやリポジトリURLの変更により、一部のリポジトリ取得時に HTTP/1.1 308 Permanent Redirect や SSL-9836 などのエラーが出力される場合がありますが、必要な主要パッケージの更新へ進みます。
パッケージ情報の取得後、「Essential Upgrade(必須パッケージのアップデート)」のポップアップが表示されます。Upgrade Essential または Complete Upgrade を選択して実行します。
APT 0.7 Strict (lib) などの内部ツール類が順番にアンパック・設定・構成され、Cydiaが正常に利用可能な状態になります。
更新が完了すると、Cydiaのトップページが表示されます。ここからレガシー環境向けの各種Tweakやブラウザ、リポジトリを追加していきます。
標準のSafariでは現在のWebサイトを表示できないことが多いため、Cydia経由で証明書更新や軽量ブラウザ(Opera Mini や Chrome)を導入します。
Opera Mini などを介することで、現在でもGoogle検索や一部Webサイトの閲覧・テキスト確認が可能です。
初代iPadのスペックを活かし、アーケードゲームやレトロゲームのエミュレータ(MAME等)を構築。オーバーレイの仮想コントローラーを利用して、クラシックゲームがスムーズに動作することを確認しました。
初代iPad(iOS 5.1.1)は公式サポートが終了していますが、Legacy iOS KitとCydia環境を整えることで、レトロゲーム機や軽量Web閲覧端末として活用可能です。